恐山の周辺に近づくと、突然緑が濃くなり、辺りはうっすらと霧に包まれる。山門を超え、さらに進むと、宇曹利湖が視界に入る。この辺りで、僕らは何となく違う世界に入ったかのような錯覚を覚えた。さらに進むと、恐山菩提寺にたどり着く。
霊場恐山は、最澄の弟子であり、唐に留学した円仁によって、862年に開かれた。宇曹利湖と8つの尾根に囲まれていて、高野山のように、一種の立体曼荼羅のような感じだ。胎蔵曼荼羅地蔵院の本尊である地蔵菩薩がまつられている。
僕らが宿泊したお寺の住職さんは、恐山は地理的に結界を張るのに最適な土地なのだと語っていた。