西山温泉は、慶雲館が有名だが、あちらは高級旅館。対照的に、この蓬莱館は、今も鄙びた雰囲気を残す、庶民的な温泉宿だ。
この温泉宿の売りは、とても珍しい湯の花だろう。橙色の透き通った湯の花が、いくつもお湯の中に沈んでいる。見た目は、美味しそうなオレンジゼリーにしか見えない。
宿の人に聴いたところ、本当に食べることもできるという。
僕が泊まった部屋は、より鄙びた雰囲気を残す旧館の最上階の部屋。かつて、日本の登山の父と言われるウェストンも泊まった部屋だという。
東京から中央道を使って3時間以内に着く距離で、安くて、泉質も良くて、居心地が良いので、ちょくちょくと利用しようと思った。