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2006年8月 8日 (火)

ラサ

1号も欠かさず定期購読している雑誌が3つだけある。

「旅行人」という雑誌は、随分前から定期購読している。イエメン旅行でもお世話になった。前回号の特集は「ラサの21世紀」というタイトルだった。個人的な危機感を煽る内容で、この10年くらいでラサは週単位の猛烈な勢いで変化し続けている「最先端を行く街」であること、先月ついに開通した「青蔵鉄道」によって、これまでにラサと呼ばれてきた街は消失するであろうこと、しかし一概に変化を非難するものでもないということなどが書かれていた。ああ、早くチベットにも行きたい。
「National Geographic英語版」。大きな写真が豊富で、旅行中の会話のネタ元としても有用。内容にもよるが、これが届いた週は、車ではなく電車に乗るのが楽しみになる。
もう一つは、漫画の少年誌。

近頃は、Kelso、Bresslerの論文を集中的に取り込み中。
Kelsoの論文は、脳の神経活動のダイナミクスや非線形性に関する論文で必ずと言っていいほど、引用されている。色々と読んでいるが、一言で言えば"coordination dynamics"で、脳内の分散した領域のにおける発火事象の共同現象の原理について実験結果をふまえつつspeculativeに述べられている。このようなcoordinationはcognitive coordinationとneural coordinationという階層的な二つのレベルで記述されているように思われる。そのどちらのレベルにおいても、meta-stabilityとか、quasi-attractorとか、oscillationといった現象が見いだされる。数学的な素養の無い僕にも分かり易い内容。Edelmanのneural darwinismやreentrant interactionなども積極的に取り込んでいる。後日レビューの予定。

最近は、ある先生の直接的な影響で、仏教あるいは東洋思想関係の本を読み始めた。大して読んでもいないくせに、末端をちょっとかじっただけの段階で、あれこれ自分のブログに書くのは恥ずかしいことなのだけど、驚くべきことがいくつもあり、書かずにはいられない。基礎的な概念や漢字の知識が乏しい僕にはなかなか理解しがたい面もあるのだが、読み進めるうちにVarelaが仏教や龍樹の思想に傾倒していった理由が分かるような気がする。意識状態のコントロールとか、関係論的な「縁起」などの概念は、上記のKelsoや、Varela、Edelmanの論文と同時並行的に読んでいても、抵抗なく頭に入ってくるような気もする。とりあえずは、同じ四国出身の空海の思想を中心に、松長 有慶や松岡正剛、井筒俊彦、鈴木大拙などの本をゆっくりじっくり読んでいく予定。

最近の楽しみ:最近NHKとBBCが5年かけて共同制作したというドキュメンタリー、"Planet Earth"は秀逸な予感あり。

今日の音楽:Bruno Battisti D'Amario"Samba para ti"(LP、再発)
大学時代、必死に探したがついに手に入らなかった作品が、再発されている。1974年、イタリア。洒落た音楽はもういいのだけど、これは別格。670

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