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2006年9月

2006年9月26日 (火)

back home from Karakoram highway

Dsc_0164_2カラコルムハイウェイを抜け、昨日、無事に帰国。
直前まで怒濤の忙しさで、常に急ぎ足の旅だったけれども、旅行者の噂に違わずフンザの谷はのどかで雰囲気の良い場所だった。フンザやスストでは、天の川をコンタクトレンズ無しにはっきりと拝むことができるほど、天候にも恵まれた旅だった。カラコルムハイウェイは、雨が降ると土砂崩れですぐに通行止めになると聞いていたので、運が良かった。
フンザは、1年以上の長期旅行者が長逗留する「沈没地」として有名だけど、僕のような急ぎ足の社会人旅行者も大勢みかけた(ただし、ほとんどが日本人)。また、団体旅行者の見かけたが、ツアーでよくここまで来るものだと、むしろ感心。
カシュガルでは、ウイグルの羊肉料理に半ばうんざりしながらも(ナンは美味しい)、旧市街は何だかんだと面白くて、ひたすら街歩きをして過ごした。ウイグル人は、漢民族と違って礼儀もあるし、人当たりがよく親切でよかった。ただし、中国のトイレは世界で最もdisgustingな場所であることは、今回の旅でも再確認した。
4800mのクンジュラブ峠では、吹雪いていたけれでも、峠超えもバスでほんの一瞬の出来事だったので、心配された高山病になることもなく、体調は終始万全だった。
いつものことだけど、社会人の旅は、いつも「これから」というタイミングで帰国する羽目になるのだが、細かく刻んでいって、最終的に地図上でルートがつながればいいかと開き直っている。

やっぱり、仕事を辞めてまで旅にで出る勇気は、僕には無い。

ついに中国内のイスラム教(つまり、回教)もみることができたわけだし、イスラム圏はこれで、一区切り。
次の休みは、チベット(青蔵鉄道に乗りたいし、早く行かなきゃ)かイスラエル(落ち着いたら)か南米か中米あたりを・・・。

帰りの機内で読んだ論文メモー念のため(?)持っていって良かった。

Peter J. Uhlhaas, David E.J.Linden,Wolf Singer et al. Dysfunctional Long-Range Coodination of Neural Activity during Gestalt Perception in Schizophrenia. The Journal of Neuroscience, Aug 2 2006,26(31),; 8168-8175

未確認だが、SingerのグループによるSchizophreniaのdysfunctional coodinationに関する研究は、これが最初なのではないかと思われる。よく読んでみると、phase synchronyの評価手法に関する論文をF.Varelaと一緒に書いていた E.Rodriguezが共同研究者に入っており、Mooney faceを使った基本的な実験パラダイムなども全く同じで、シンプルで分かり易い内容だった。γ帯域(40-70Hz)よりも、β帯域とγ帯域の遅い部分の同期障害が顕著であったという結果は、最近の流れとも矛盾しない。ちなみに、最近読んだいくつかの論文では、β帯域とγ帯域は分けない方がいいといういうようなことも、よく書かれている。

Fuster JM.Cortical dynamics of memory. Int J Psychophysiol. 2000 Mar;35(2-3):155-64.

かなりspeculativeだけど、これは面白い。以前紹介したトルコのE.Basarは、複数の周波数帯域のoscillationsを示す神経システムにそなわるネットワーク特性として「記憶」を捉えていたけれども、そのあたりの捉え方はもともとこのFusterによるところが大きい。Fusterによれば、記憶は、特定のreentrant loopsで結ばれた神経細胞群のreverberatingな活動の特定のstateに相当する。また、記憶のretrievalなどの、Fuster曰く"active memory"は、このような神経細胞群のstate transitionに相当するという内容。当然予想されるように、実験によって実証されたとは言いがたいのが現状だが、いくつかの実験なども紹介されている。Fusterの論文は、しばらく色々と読み込もうと思う。

他、Steriadeのoscillationによる神経細胞のグルーピングに関する論文などを読んだが、生理の話は難しいので、また今度。

今日の音楽:Jessica Bailliff/"全部"
最近は、もうこればかり。Edith FrostとMy Bloody Valentineとflying saucer attackなどの「一番いい部分」だけを足し合わせ、しかも分らない音楽。アコースティックギターと音響は良く合う。これからの季節に。

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2006年9月23日 (土)

a short report of a trip along Karakoram Highway

Now, I`m in Kashgar, old muslim city located in west of Uyghur autonomous region. I arrived at Kashgar yesterday by the international bus from Sost ,boder city in Pakistan. Kashgar is a highly interesting city with different races,buildings, music from pure China, so it`s nice place for me to walk around.I can`t type Japnese letters in PC here, so I`m sorry that I write with my poor English.

So I`d traveled along Karakoram Highway from Islamabad to Kashgar, it`d been a liitle hard trip. When I passed Khunjurab pass located between border of Pakistan and China whose altitude is more than 4800m(!!), I got terrible headache and insomnia. In Hunza(called Kalimabad in Pakistan) I trecked in Mt.Ultar to basecamp where I could see the very big glacier, but it was very dangerous and sometimes difficult to find a way. I had to cilimbed up a cliff-like wall. I think it`s impossible to to get there witout a gide in this season.

However, Hunza valley was very beautiful place  and people there were kind, so I stayed there for 3 nights. While I stayed in Hunza,weather had been  very good, and everyday I could see the incredible landscape with snow-capped mountains such as Rakaposhi and Diran. Foods were also very nice in Hunza, so I had dinners everynight in Old Hunza Inn with communal atomosphere.It`s a worth to be called Shangli-La..I met  many tourists in Hunza who had traveld for more than 1 year along central asia or Silkroad and took a rest for days there. I didn`t stay in Kara Kul Lake, however I think it is a one of the most beautiful places in China.

Now, ,my short trip is ending. and I` get home back in Monday afternoon.

I`ll update some photos soon after getting home.

Thanks...                        In Kashgar

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2006年9月15日 (金)

カラコルムハイウェイ

ブログも何とか1年間続いた。投稿の頻度は、僕の勉強量と思ってもらいたい。

いよいよ、明日から念願のカラコルムハイウェイ。しかし、僕は、いつからカラコルムハイウェイへの旅を想像するようになったのだろう。ジェイムズ・ヒルトンのLost Horizonを読む前から、ずっと気になっていた。僕が旅先で会った印象的な旅行者は、フンザを褒め称える人が多かった。よく、「風の谷のナウシカ」に出てくる風の谷のモデルになったとも言われるが、定かではない。それに、宮崎アニメのモデルになった地域は、世界中に沢山存在する。とにかく、よく思い出せないのだが、フンザに行こうというのは、ずっと頭の中にあったことだ。
結局、4年連続でイスラム教圏への旅行となった。

だいたいの日程は以下の通り。ただし、相手はカラコルムハイウェイなので、予定通りに進む保証は無い。
地球の歩き方は絶版(どうせ、要らないのだけど)なので、ガイドブックは、Lonley Planetと、イエメンでも散々世話になった旅行人掲示板。


9月16日(土) Narita(11:00)-Bangkok(15:30)  タイ航空
Bangkok(18:50)-Islamabad(22:00) タイ航空
短い休暇をフルに使うために、パキスタン航空は使わず。往路はタイ航空、復路は中国系航空会社という形に。おかげでエアチケット代が高くついたが、これなら休みの短い社会人でも何とか行けるのではないか。

9月17日(日) Islamabad(8:40)-Gilgit パキスタン航空
有楽町にあるパキスタン空港のオフィスで、国内航空券を購入。ただし、この区間は有視界飛行のため、天候条件が満たされなければ、そのままラワールビンディのバスターミナルに向かい、そこから十数時間かけてGilgitへひた走ることになる。

現地では7日間。うまくいけば、フンザに2〜3泊できるだろう。また、近くのパスーやグルミットなどでも1泊したい。あと、カラクリ湖のヤクで1泊、カシュガルで2泊の予定。また、国境越えの際にスストやタシュクルガンにも1泊することになるのだろう。とにかく、雨が降らないように祈る。
クンジュラブ峠は4943m。念のため、高山病予防薬のダイアモックスをもっていく予定。

カシュガルでは、旅行者の間で名高い日曜マーケットを見物してみたいが、朝10時半の便に間に合うかどうか。

9月24日(日) Kashi(カシュガル)(10:35)-Urmuqi(12:15) 中国南方航空
Urmuqi(16:35)-Beijing(20:25) 中国南方航空
 
9月25日(月) Beijing(9:40)-Narita(13:55) 中国国際航空

今日の音楽:空気公団「ここだよ」
大学時代、宇田川町にあったネオアコのレコードショップで買ったCD。「田中さん、愛善通りを行く」という曲がすばらしい。

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2006年9月 3日 (日)

最近

3週続けて、週末の当直。今日は2週目。
いつの間にか、秋の空気になっている。
ゼーハルトの「アウステルリッツ」を読む。
中村元の「龍樹」は難しかった。

しばらく論文からは遠ざかっていたが、ぼちぼちと再開。最近読んだ論文をメモ。

John ER. The neurophysics of consciousness.Brain Res Brain Res Rev. 2002 Jun;39(1):1-28.

Consciousness studyに関する良いレビュー。データや仮説の中に、同期性活動とか、"perceptual frame"とか、"microstate"とか、Edelmanの"Dynamic Core"とか、Tononiの"complexity"とか、"negative entropy"だとか、"coincidence detector"など、ちょこちょこと重要なキーワードがちりばめられていて、全体の流れが参考になった。情報論に関する下りはややspeculativeか。quantum theoryまで入れていて、そこまで網羅しなくても、、、とも思う。

ちなみに、こういう論文で「情報information」という単語が出てくると、たいていの場合は定義が置き去りになっているのだが、筆者は、脳の基準状態というべき"ground state"(筆者はとりあえずは閉眼時の脳活動をあてている)からの逸脱度deviationを、神経活動パタンの情報ととらえているようだ。筆者はこれを"negative entropy"と関連させて、意識の量的側面を説明しようとしている。つまり、ground stateにある脳に何らかの入力が与えられると、特定の領域で同期性振動が生じる(excited stateと呼んでいる)のだが、これは複数の領域を関係性をもたらすという一定の秩序傾向をもっているため、関与する神経細胞群の総エントロピーは減少する。このexcited stateとgroud stateのエントロピーの変化差分がlocal negative entropyであり、global negative entropyは、神経システムの各領域のnegative entropyの総和である。
このあたりのnegative entropyについては、もう少し勉強の必要あり。

今日の音楽:Jesica Bailiff"Untitled"(CD)と"Even in silence"(CD)
最近買ったKrankyのコンピレーションで発見した。その手の音楽が好きな人の間では、女神のような存在か。ノイジーで、ゆらいでいて、輪郭がつかめなくて、夢見心地で、寂しくて、声が良くて・・・。これからの季節にちょうどいい、音感。

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