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2007年8月 1日 (水)

Buzsaki"Rhythm of the brain"

51u9ul99qcl_ss500_4ヶ月くらいかかって、Gyorgy Buzsakiの"Rhythm of the brain"をやっと読了した。

2〜3年前からconsciousnessについて色々と考えるようになり、その過程でneural synchronization、oscillationや脳のspontaneous activityについて調べるようにあり、さらに今年に入ってからはsmall-world networkなどのneural connectivityに関する数理的な研究が色々と進行していることを知って・・・
このように、この本を手に取ったのは、脳のニューロンの「つながり」に対する僕の関心が日に日に高まっているところだったので、終始軽い興奮を覚えながら読んでいた。

うーむ・・内容は文句無し、正真正銘の大著。この本が出版されたのは2006年だけど、2005年までの論文も相当数カバーしているので、内容的には変化の速いこの分野でも長らく持ちこたえるのではないかと思う。

一応、一般書として出版されているけど、内容はかなり濃密で、少なくとも基礎的な神経科学の知識は必要かと思う。その分、referenceが膨大で、関連文献にアクセスしやすいようになっている。

少なくとも、今後の神経科学の方法論や、neuronal connectivityがfunction of brainを決定するという根本的なスタンス、small-world networkなどの数理モデルと実際の脳のconnectivityとの関係等が述べられている最初の数章だけでも読む価値はあるのではないだろうか。

というわけで、これからしばらくは、途中で気になった論文などを時間をみつけて読んでこうと思う。

今日の映画:アンドレイ・ズビャギンチェフ監督「父、帰る」(2005)

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コメント

いつも興味深い本の紹介有難うございます。
私も早速読んでみようと思います。
脳の勉強をしているときは、consiousnessは私の興味のtargetでした!
最近はInfecsious diseasesに興味があったりしますが、やっぱり脳でしょ!と、脳の本を読むたびに思います。

投稿 Jackson | 2007年8月 2日 (木) 04時26分

いえいえ。
この本は、巷では相当な話題になっていたようですが、僕も知ったのは出版されてから大分たった後でした。
細胞レベルからシステムレベルまでの脳の挙動についてインテンシブに述べられていますが、それでもまだまだ分からないことが多いというのがこの分野の魅力かもしれませんね。

投稿 わるねこ | 2007年8月 2日 (木) 18時05分

Cycle 9;p238にユングのsynchronicityの話がでてきたのには驚きました。synchronyを解釈するのはまだまだ難しいのでしょう。

投稿 ykenko1 | 2007年8月 2日 (木) 23時33分

確かに、ありましたね。
僕も読んでいた驚いた記憶があります。他に、Varelaのembodimentや、Noeのsensorimotor contingencyについても触れられていましたね。
それにしても、あの著者注解の量は半端じゃないですね。
読み進めていた時間の1/3は、注解にとられていたような・・。

投稿 わるねこ | 2007年8月 3日 (金) 23時08分

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