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2008年7月12日 (土)

蛍の季節になった。暇があれば、観に行きたい。
蛍は昔から好きだけど、オシレーションと同期を体現する蛍は、僕にとってはとても親近感のもてる虫だ。

Edelman風に脳の中の小人になってみた気分で、脳内の1000億個のニューロンがバチバチ!と発火している様を眺めてみると、さぞかしきれいな風景だろう。一個一個のニューロンは瞬いては消えてゆく刹那的な事象だ。それぞれが、せいぜい近くのニューロンと同期して、バチ、バチと発火する。にわかに一つ、二つと離れたニューロン同士がシンクロし始める。局所的なシンクロは全体に波及して、ついに閾値を超えてパーコレーションを起こす。そして、いつしか大規模な共同現象が生起する。時々刻々と明滅するニューロンの大集団は、じっとみているとしばしば同じパタンが立ち現れては消えるというような過渡的な相転移をみてとることができるだろう。ここで、僕らは1000億個の蛍が互いに同期しながら瞬いたりしているのをみて、何かが起きているということを体感する。

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コメント

脳の中の蛍達のささやき声はどのようなシンフォニーを奏でているのでしょうか?それらのパターンはどのように塗り重ねられ、刻み込まれ、また取り出されるのでしょうか?未だ分からないことがあまりにも多いように感じる今日この頃です。

投稿: ykenko1 | 2008年7月15日 (火) 19時41分

ykenko1さん
勉強すればする程、分からないことだらけになりますね。ちょっと話はずれますが、最近のカルシウムイメージングの写真は、まさに瞬く蛍のようで、何だかきれいですね。池谷氏は、脳の切片の自発活動に繰り返し出現するニューロンの発火のシークエンスをcortical songと命名していましたが、これを実際に音に置き換えておられるみたいですね。一度、聴いてみたいなと思います。

投稿: わるねこ | 2008年7月15日 (火) 19時52分

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